野良研究者の雑記帳

経営学と材料加工が専門の企業研究者ナニガシがつづる日常の記録

【時間管理術】目標設定は常に二丁拳銃で

 

こんにちは、Nekoaceです。

 

なんだか最近忙しいですよね。

Nekoの場合、転職してお仕事が変わって業務の幅が広がったのとブログもやっててもちろん子育てもあるしでてんやわんやなのです。

こういう話を学生さんと話すと実は彼らも忙しい。研究に加えて、インターンやら就活やら学内でも重い授業がたくさんあったりします。

 

そうです、みんなみーんな忙しいのですね。

これなんでかと言いますと、情報技術の発展に伴い、一昔前に比べるといろんなことが短時間でできるようになったおかげであれやこれややろうと思えば何でもできるようになってきた結果、国民みーんなタスク過多なのでないかと思うのです。

 

さて、今日はそんな忙しい中、研究だったりお仕事だったりでなんとか成果を出さなければいけない方々に向けた記事です。比較的若い方(学生さんとか若手社会人とか)にフォーカスしてます。

 

本ブログの全容が知りたい方はまずこちら↓。

サイトマップ - 野良研究者の備忘録 (hatenablog.com)

 

 

 

行動する前に目標を決める

皆さん何か行動するときに目標って決めますよね。

会社の人は定期的に上司と目標設定して期末に査定してボーナス変わるとかやってますよね。

アカデミアの方は上司面談とかは無いかもですがきっと年間論文投稿何件、学会発表何件とか目標決めるはずです。

そこまで行かずとも、昔は書き初めでその年やりたいことを書いたり初詣で神様にお祈りするのも目標と言えるかも。

目標設定ってレベルは色々ですが基本的にはあらゆる行動に関わってくるものだと思います。

 

目標設定は二丁拳銃をデフォルトにする

ずばり、立てた目標達成、どれくらい実現できてますか?

今年は全然だったよー、とか、ばっちり120%です!とか、そもそも立てた目標忘れたぜ、みたいなこともあるかもしれません。

目標設定するときは短期的な目標の先に常に長期目標を考えるべきだと思っています。例えば、来週までにレポート提出、だったら今学期中に何単位取得、などが分かりやすいでしょうか。

これがもうちょっと概念的なところでも使います。来週までにレポート提出、ついでに早く書く力を身に付けよう、とかね。

 

本記事では二重で目標を立てることを二丁拳銃と書いています。

その心は、片側で焦点の短い目標を、もう片方で焦点の長い目標をそれぞれ立てて、達成に向けて動くことから。

 

さてこの二丁拳銃。

自分の日常を振り返ってみて、自分の目標設定に適用できてなかったら、今すぐやってください!

もし出来てるよー、って方。そこがスタートラインです。

 

二丁拳銃自体は自然と出来てる方も多いかもしれません。

ですが、nekoがこれまで社会人として会社の中で、大学院で、転職活動中に、出会ってきた方々見てると、この二丁拳銃の解像度と数がその人の仕事の出来を明確に物語ると思います。

 

二丁拳銃の並列化が効率化のカギになる

例えば、何か大きな目標が一つある方、そうですね、大学院の学生さんであれば、長期目標として学位取得があるでしょう。

短期目標としては、単位取得や学会発表があるかもしれません。

それはとても大事な目標ですので、ぜひ達成してほしいのですが、

メディアなんか見てても働き方が異常な方ってどうやって働いてるのか知りたくありませんか?

大学教授しながら、ベンチャー企業立ち上げて、書籍も大量に出してる人とかのことです。思い当たりますよね^^?

 

そういう方もすべからく、二重目標の考え方を極めて、高解像度かつ多量に実行しています。

これ↓、nekoが一番忙しかった時の実例です(nekoはそんなに偉くない人ですけど…)。

例えば、MOT取得や博士号取得、プロジェクトリーダー就任、勉強会運営とか機械設計のお仕事とか、いろんなお仕事を同時にこなしていたことがありました。

二丁拳銃の考え方で例えばMOTだったら、学位取得が中距離目標、学会発表が短距離目標です。もう少し視点を広げると自分で事業を起こすことが実は長距離目標としてあって、その過程にMOT学位取得があったんです。なのでこの場合三丁拳銃。

それをPhDとかその他中距離目標にも適用します。

こうしてみるとタスク量がカオスでいつ寝てるんだ、みたいな話になるわけですが。

 

 

この話にはちょっと裏があって、これら中距離目標は数を出していくとそれぞれリンクして効率化できるようになってくるんです。下図。

例えば、MOTで学ぶことには例えばリーダーシップ論の講義があります。これってその瞬間から会社の実務に活かすことができますよね。

PhD取得するには英語で論文書く必要がありますが、英語に慣れることは本業でも役立ちますし、MOT取得の際にも活きます。

本業で機械設計やってたら、CADソフト開いたついでにPhDの実験で使う治具設計しちゃいます。

マルチタスクをひたすらこなしてる人は、まずこれら目標設定の精度が高いです。細かく具体的に頭の中で組み立てています。そして一見、数が多いように見える各目標が実はあるところで有機的につながっていて、見かけほどは大変じゃなかったりする(ように努力している)のです。

 

 

実際に、nekoが「この人は特別にすごいぞ」という方にたまーに会うとその思考の深さに驚かされます。目標設定(というかタスク管理)の細かさにも舌を巻きます。

 

というところで今日は終わりです。

図らずも目標の話で年始っぽくなりました。

この話結構大事な話なので何か参考になった方は覚えておいてもらえるといいかもです。

 

それでは。

 

nekoace