野良研究者の備忘録

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【キャリア論】博士の転職体験記④ ~面談 w/大手メーカー編~

 

こんにちは、nekoaceです。

今回は博士の転職シリーズ第4段、面談 with 大企業編です。

 

 

これまでの分はこちら

【キャリア論】博士の転職体験記① ~職務経歴書の書き方:■⇒△モデル~ - 野良研究者の備忘録

【キャリア論】博士の転職体験記② ~兎にも角にもビズリーチ~ - 野良研究者の備忘録

【キャリア論】博士の転職体験記③ ~面談 w/ ヘッドハンター~ - 野良研究者の備忘録

 

 

 

面談相手

前回、ヘッドハンターと面談したところまで書きました。

その中で実際に面接した企業の中で大企業は二社。いずれも日系の大手素材メーカーでした。

そもそも、「これまで大企業でまた大企業かよ」という突っ込みもあるかと思います。事業化したい人はベンチャーのがいいんじゃないのかというロジック。私みたいに、ディープテックで博士まで取っちゃうとたとえMOTも取ってるとはいえ技術分野にこだわりたくなるのです。

ところがディープテックだと、日本の現状としてまだまだスタートアップは弱いので、事業化するには大企業が多分一番現実的。ただ、前職で感じたことですが、電機メーカーだと、結構大きな売り上げ求められてしまって成功確率が低いので、1つのビジネスが小さい部品とか素材の会社であれば大企業でもいいかなあと思っていました。

 

ということで、

非鉄金属メーカー

ヘッドハンターに紹介されて、実際に内定もらうまでいった会社の1つがここでした。グローバルシェアトップ級の非鉄金属メーカーです。

この会社、私が希望している領域の金属材料を実際に販売してまして、全社の注力領域に挙げられていて以前から目を付けていました。

 

管理人は、希望職種の1つに挙げていた金属加工分野の求人ということでエージェントからおすすめされて検討始めました。

 

求人の内容は新規事業系の経営企画部門。こういう会社得てして技術系だと地方の工場勤務とかになりがちですが、経営企画なので都心勤務でした。かつ半分以上リモート可でした。これまで企画部門での経験はなかったのですが、プロジェクトリーダーとして技術企画に近い仕事をしていたのと、MBAホルダー(MOTだけど)であることでかなりポジティブに評価いただいたようでした。

 

採用フローとして、まずはエージェントのいう通りに職務経歴書用意して提出して、いざ面談。時節柄、面談は3回いずれもリモートでした。1次面接は企画部門の方2名と。自己紹介から会社説明、それと質疑応答して解散です。2回目が最終面接のはずだったのですが、ここで1.5次面接が急遽入りました。どうやら私のキャリア的に技術寄り企画寄りかよくわからないとのことで確認として工場長との面談が入りました。(技術/企画どっちなの問題はすべての会社から聞かれました。これも個性か。)

1.5次面談も無事にこなして最終面接。本部長級の方が来ました。他のところも何ですが、最終面接に至るころには、会社に関する知識も結構たまってきてて大体何でもすらすら答えられるようになってます。面接終了時点で手ごたえ感じて多分受かるな、という感じでした → 案の定合格。

内定出るとオファーレターというのをもらいます。「あなたのお給金これくらいで福利厚生こんなんですよ」と書いてある大事な書類です。そこで初めて知る事実が書いてありました。

 

「ヨーロッパ勤務を前提として入社していただきたい」

 

What!?

 

これはびっくりしました。面接の中で、ヨーロッパで最近買収した会社にも関わってもらえる?(要するに英語大丈夫?ってこと)とは聞かれていたので出張くらいはあるかなーと思っていましたがこう来るとは・・・

 

心が揺らぎました。

 

いやー、やられましたね。

 

結局この大変魅力的なオファーを断るわけですが、その辺は次々回あたりに書きます。

最後にですがお給金は100万円アップ+住宅補助でした。この点はまずまず満足。

 

 

セラミックメーカー

最終的にここに決めました。大手セラミックメーカーです。

この会社はお給金ベースだと恵まれているので有名なところでした。で、私が博士とった材料加工分野とぴったりの求人がありました(というか博士でこの会社から材料買ってたし)。

で、研究室からも行ってる友人居たので話聞いたりしていて、要するに本命の一社でした。

 

ここも、もとはエージェントからおすすめされて職務経歴書送りました。選考過程は上の非鉄金属メーカーと同時期に応募して内定もらえるまでほぼ同時。大企業同士採用フローもほぼ同じでした。

 

求人内容は事業部の開発職。隣で量産しているようなところで、うまく開発成功すれば1年で製造ライン作るところまで行く様子で、求めていた職種に近くてGoodでした。技術分野は博士の仕事とドンピシャ。この分野の博士は日本に50人くらいしかいない(同期卒業の博士で僕のほかに多分1人しかいない)ので、すごくマッチしてるなあとは思ってました。

 

書類選考は無事通過して、1次面接は現場のマネージャと面接。あんまり圧迫ぽいのもなく無難に終了です。2次面接がちょっと厳しいことも言われました(たぶん、腰掛けですぐ辞めるんじゃないかということを心配されていたような気がする)が無事通過。最終面接はやはり事業部長クラスと面談。やはりここが一番和やかでしたが、やっぱり聞かれたのは技術でキャリア積みたいのか、企画にチャレンジしたいのか。そこはまあ本心で技術者として事業化してからマネージャーになる、みたいなこと言って通過でした。

 

さてオファーレターです。

面接の翌日です。エージェントから突然電話が来ました。何かと思って出るとなんと「管理職で採用です」とのこと。

これまたびっくりしました。もともとの求人に管理職採用の文言はありませんし、提示された年収も求人票の上限を超えていました。

エージェントいわく、「nekoさん、これ本気で取りに来てますよ」と。

人に評価されるってのは嬉しいもんですね。面接で話してる感じもすごく印象が良くて、量産に近い部門での仕事というのが特によかった。

年収どれだけ変わるかというと、お給金は250万円アップ+住宅補助でした。

 

ということで非常にポジティブな印象を持って次回に続きます^^。

ちなみに評価されたからと言って即OKはしません。

ネタバレですが、スタートップも受けてましたし、某国立研究所からもオファー頂いてまして、最後の最後まで悩みました。その辺も一つずつ書いていければと思います。

 

 

最近のおすすめ

恒例漫画のおすすめ。

「ドラフトキング」です。プロ野球のスカウトマンの話ですね。

スカウトの場合、どの球団に入るための意思決定は選手本人もしくは家族が行うと思われがち。でも実際は違います。その選手によって、コーチであったり、自身の思い込みに突き動かされていたり、「決断」というものの裏には複雑な心理的な動きがあり、その隙を突いてスカウトマンは選手の心をつかむのです。

 

半沢直樹にもそういうところありますが、こういうのって、現実世界で起こらないと思います?

私は結構起こると思ってます。というか、現実にドラマは起こらないと思っている人が大半だから漫画みたいなアプロ―チでドラマ起こせる人絶対に強いです。

と考えるとこの漫画超参考になります。

とかいって、難しいこと考えなくてもこの漫画面白いのでぜひどうぞ^^。

 

 

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

Nekoace