【時間管理術】時間がないなら仕事を減らす あえて降格する意義は
こんにちは、nekoaceです。
今日は、家事/育児/業務/博士/ビジネススクールの5重生活を実践していた時の時間管理のTipsとして、あえて自分の役職を落として作業時間を確保したときの話をします。
管理人のキャリア全体感はこちら
はじめに
サラリーマンの方々、会社で自分の仕事が認められて昇格/昇進すると嬉しいですよね。人に評価されるということはそれだけで嬉しいですし、お給金も上がります^^
しかし、その場合同時に仕事も忙しくなっていきプライベートの時間がなくなっていく!と感じたことのある方はいませんか?
管理人の場合、最初の会社に入って5年目でプロジェクトリーダーを拝命して仕事が急速に忙しくなりました。同時期に社会人博士への進学が決まっていて、果たして生活が成立するのかと不安に思っていました。今日はその頃のお話です。
当時置かれた状況
社会人博士に入学する経緯はこちらに書いています。
管理人は博士進学に当たり、自分でプロジェクトリーダーになり、自分自身の博士進学を自分のプロジェクトに組み込み、自分自身で承認するというやり方を取りました。
博士の方は無事進学できて、並行生活がスタートしました。
会社で私が担当していたプロジェクトは部署横串で様々な社内の他プロジェクトをサポートする社内専門のコンサルティングに近いプロジェクトでした。こうしたプロジェクトは前例が少なく、自分で顧客(社内他プロジェクト)ヒアリングして、必要な開発項目を洗い出して、落とし所を見つけて目標値に落として、プロジェクトメンバーアサインして、進捗管理していく。そんな仕事でした。
立ち上げと維持:攻めの仕事と守りの仕事
新しいプロジェクトを自分で考えて進めていくプロセスが当時凄く楽しくて、空き時間を注ぎ込んで働いていたことを覚えています。
ところが、リーダーになってから一年ほど立った頃でしょうか、博士進学も決まり入試準備を始めていた頃、プロジェクトに対する情熱が薄れてきていることを実感しました。
はじめは誰も知らなかった私のプロジェクトですが、段々と社内で認知が進み、顧客候補となる社内の方からコンサルティングの依頼が舞い込むようになってきました。自分から営業をかけていた頃と比べると格段の違いです!これもプロジェクト立ち上げと初期の営業を頑張ったおかげだと嬉しく感じるとともに、安定してきた仕事に対して活力が薄れていたのです。どうやら、私自身の特性として、立ち上げが得意で維持は苦手な様子。
とはいっても自分で立ち上げたプロジェクトですし、仕事はきっちり完遂しなければいけません。
5重生活への突入とあえての降格
そんなとき、社会人博士課程で掲示板が出て、ビジネススクールに同時履修するプログラムがあることを知ってそちらも初めてどんどん激務に拍車がかかるわけですが。
その辺はこちらに↓
そんなこんなで、家事/育児/リーダー業務/博士 にビジネススクールが加わるわけです。こりゃあ流石にどうにもならん。どうすっかということで選んだ選択がプロジェクトリーダーを自分で降りて平社員に戻ることです。
当時私がいた会社では、一度リーダーになるとリーダーでなくなることはそうそうありません。リーダー経験者は1つのプロジェクトが終わっても大体別のプロジェクトにアサインされるんですね。ある意味では技術者とマネジメントが明確に分かれているとも言えます。
そんななかでのあえての降格です。多くの方になぜ降りるのかと言われました。
それでも、降格はあらゆる面で最善であると信じていました。
1つには、後任の存在です。上で書いたように、私は立ち上げに強みのある人間だと思っていましたが、当時のメンバーはすごく優秀な方ばかりで、思慮深く慎重に組織を育てていくに十分な力を持っている方がいました。(その点私よりも圧倒的に優れている方です。適材適所、でしょうか)
2つ目には、私自身の将来展望を示すことです。私は、博士やビジネススクールで学んだ経験をもとに、次の事業立ち上げに向けた計画を温めていました。これを具体化して方々説得して回りました。これで、引き継ぐ方や上司含め、関係者の了承を得ることができました。
その後とまとめ
こうして無事にリーダー職を後任に引き継ぐことができました。結果的に業務評価は少し落ちて、給与も減りました。が、このおかげで、時間確保できダブルメジャーを実現できました。
自分から降格を申し出るということはサラリーマンとしては経験することが少ないかもしれませんが、きちんと関係者を説得して回ればできないこともないだろうと思います(逆にリーダー職になろうとするときも考え方は同じですね。競争率が高いのでより下準備は重要と思いますけど)。
こうした「あえて降格すること」の体験談を書きました。時間確保の一案として参考にしていただけたら幸いです。
nekoace